りなっくす れぽーと
ここではKAPPERが利用しているLinuxについて
色々気になった事をまとめていきたいと思います。
基本的に下に行けば行くほど新しくなります。
一部のソフトはWindows用にも対応しています。
●BLUEFISHについて
BLUEFISHはGNOME系のHTMLエディターです。
何故か日本語が出来なかったのですが、
設定 -> 環境設定 -> GUIページからの
フォントセットでフォント指定をチェック
とする事によって、フォントの変更が可能になります。
主にfixed(alias)等の日本語フォントを利用します。
●OPENOFFICE641dについて
OPENOFFICEはSUNのSTAROFFICEのオープンソース版です。
MSOFFICE互換であり、LINUXでは最高のOFFICEとされています。
ASUMIではXIIIMP.SOのバグがあり、インストールできませんでした。
/usr/lib/im/にあるXIIIMPのファイルを削除するか、
ftp://ftp.aitea.net/pub/linux/SRPMS/iiimf-1.2-0.020020408002k.src.rpm
にあるim-sdkをリビルドすれば動作可能です。
表示は可能ですが、グループ化や特殊文字のフォントが正確に表示されません。
フォントサイズも曖昧です。
とは言え、MSOFFICEとの互換はかなり高いです。
(注 現在のOpenOfficeでは解決しています。
●VNCについて
VNCはインストール時に設定しておけばそのまま利用が可能です。
起動時にはvncserver、終了時にはvncserver -kill :1とすれば可能です。
ただし初期状態ではディスプレイナンバーは1に設定してあるので注意が必要です。
ポートを直接管理する場合は5800(サーバによって異なる)+ディスプレイナンバーでアクセスします。
特にLinuxの場合はVNCSERVERを本体側でシャットダウンしない限り、
サーバーは起動し続け、WIN版とは異なり、もう一つXを立ち上げる状態になるので、
リソース、メモリを食い、サーバ側の負荷はかなり増大します。
利用する時はサーバ側のXを終了させるなどして、負荷を下げる必要があります。
●OPERAについて
OPERAはVer6以降から日本語フォントに対応しています。
OPERAで日本語を表示するには、フォントの設定をやり直す必要があります。
日本語対応フォントは、
Ar pl kaitim gb、Ar pl sungtil gb
Biwidth [efont]、Biwidth [misc]
Fangsing ti
Fixed [alias]、Fixed [jis]、Fixed [misc]、Fixed [watanabe]
Gothic [aliastt]、Gothic [daewoo]、Gothic [kochi]、Gothic [wadalab]
Marumoji [misc]
Mincho [aliastt]、Mincho [daewoo]、Mincho [kochi]、Mincho [watanabe]
Mj16x16、Mj18x18、Mj22x18
Song [cc]、Song [ti]
Variable [alias]、Variable [misc]
等がありました。
基本となっているのは、alias、misc辺りです。
他のソフトでも、Fixed [alias]等は良く使われていますので、
参考にしてみて下さい。
●Mozillaの高速化について
Mozillaのレンダリングの間隔が標準では1200sec間隔になっていますが、
これを変更する事によって高速化をする事が可能になります。
Windowsでは
C:\WINDOWS\Application Data\Mozilla\Profiles\default\*****\prefs.js
Unixでは
~/.mozilla/default/*.slt/prefs.js
このファイルに下記の行を貼り付ける。
user_pref("nglayout.initialpaint.delay", *);
*にはそれぞれの環境に応じた値を入力して下さい。
初期値は
Phoenix 250
Mozilla 1200
Netscape 1200
となっています。
●DOSBoxについて
ゲーム、アプリの復古を目的としたDOSエミュレータです。
様々なOSで使えるのが特徴ですが、結構重たい(PV以上推奨)です。
BIOSやOSが付属しているので、導入は簡単です。
Ver6.0でリアルモードに対応したので、かなりのソフトが動作します。
起動時にconfigコマンドを使って設定ファイルを作成します。
config write dosbox.conf
config write lang.cfg
カスタマイズにはdosbox.confを使います。
標準では動作速度がかなり遅いので、
cpucycle=1800
framerate=0
の値を変更して下さい。
ディスクを使用するにはmountコマンドを使います。
dosbox.confのautoexec.bat欄に登録すると便利です。
monut <ドライブ> <ディレクトリ>
例 mount c /home/< usr >/dos もしくは c:\dos
●Bochsについて
各種OSに移植されているx86エミュレータ。
殆どのx86のOSが動作し、フリーなので入手しやすいです。
動作はかなり遅くメモリもかなり要求されるのが欠点。
bochsを立ち上げると1〜6のメニューが現れる。
設定ファイルの.bochsrcがない場合、4で作成する。
カスタマイズはテキストエディタを用いるか、3で設定する。
イメージファイル、VGA、BIOSを登録すると起動します。
bochsのサイトに各種フリーのイメージファイルがあり、
導入すればそのままの設定で簡単に起動できます。
ただそのままでは動作が遅いのでカスタマイズすると良いと思います。
●VNCについて2
以前はVNCの導入部だけでしたが、
今回は利用面も含めて検討します。
VNCにも幾つか種類があり、
現在良く使われているのが、
LinuxではTightVNCで圧縮転送が可能なソフトです。
WindowsはUltraVNCがほぼ最速で良く使われています。
動作速度は主に転送速度、サーバ側の処理能力に大きな影響を受け、
またクライアント側の環境にも左右されます。
サーバ側は比較的大きめのスペックがあると良いと思います。