Mandriva Linux について
ここではKAPPERが利用しているMandriva Linuxについてのページです。
Mandriva Linuxは最新型を志向しつつも安定的なリリースをし、
またデスクトップ環境に大きく力を入れていて、Linux随一の環境を提供しています。
人柱志向のKapperにもかなり向いていて、当分離れられそうにもありません。
色々気になった事をまとめていきたいと思います。
一部Blogから割愛しておりますが、ご了承願いたく思います。
●MandrivaLinux 2009.1
2009.1の最大の長所はKDE4.2.2になり、様々な環境でようやく安定したKDE4動作出来る所でしょうね。
他には伝統ある最優秀DrakeToolが一新してより使いやすくなっております。
ここは非常に嬉しい所です。
後はEXT4対応と新コアのHTの動作できた事が好印象です。
やはりきらびやかな超最新型、技術のオンパレード。これぞMandriva。美しいw
リリース1ヶ月前にでた安定版PCLinuxOS2009.1と比べますと
リリース時期はほぼ同じなので中身はそれ程差は無いのかもしれませんが、
GUIは数年の隔たりがあるかの様な位、明らかな違いがあります。
(当然KDE3.5.10とKDE4.2.2では確かに公開時期に違いはあります)
どこかでまたトラブル(バグ?)に悩まされるかもしれませんが、
更新により修復される事を期待してがんばってMandrivaを使おうと思います。
●MandrivaLinux2009.1 Alpha1
2008/12/23に次のMandrivaのα版が出ましたので、
正月試してみました。リリースノートは下記の通りです。
Mandriva Linux 2009 Spring Alpha 1 released
イメージファイルがDVDでしか公開されていないため、
ダウンロードに手間取った方が多数だと思います。
今回のリリースにはMandriva独自の新機能は付随されておらず、
あくまでパッケージベースの更新となる事が書いてあります。
中身はKDE 4.2 Beta 2, GNOME 2.25.2, Xfce 4.6 Beta 2, X.org server 1.5,
and kernel 2.6.28 rc8.に加えTcl/Tk release, 8.6を最初に加えた鳥との記載です。
正式リリース版はKDE4.2登場後位になりそうです。
このAlpha版の見所はKDE4.2 Beta 2でしょうか。
KDEのサイトを見ても公開版であるKDE4.1.3より4.2 Beta2の方が
バグフィックスが進んでおり、安定しているとの記述あり。なんとまあ。
KDE 4.2 Beta 2 Release Announcement
KDE4使いにとっては安定性が増していますので、バグはありますがお勧め。
スマートなKDEと強化されたGUIはやはりMandrivaの強みでありまして、
Mandrivaを使っているなと強く実感できる作りになっております。
まだ人にお勧め出来るものではありませんが、
良ければ是非試してみてくださいね。
●MandrivaLinux2009.0とKDE4.1.3
MandrivaLinux 2009.0がようやく公開されました。
春の2008.1のリリースから僅か半年強です。
その内ダウンロードして使ってみます。
しかし開発版からもずっと思っていたんですけど
やっぱりこの仕様で出すんですねw
眩いばかりの開発版コレクションですw
KDEといいGNOMEといいOOo3といFirefox3といいKernel2.6.27
全て安定動作が検証できていないんでしょうか。
それがMandrivaの魅力でもありますがw
586版は何とか動作を満たしておりますが、
x86 64版は危険ですw
586版を使ったほうが安全です。
是非試してみてくださいね。
new KDE 4.1 as the default desktop, along with a re-designed installer and
Mandriva Control Center and many other new features. Other significant updates
include GNOME 2.24, OpenOffice.org 3, Mozilla Firefox 3, and kernel 2.6.27.
●MandrivaLinux2009RC1とKDE4.1.1
MandrivaLinuxはKapperのサイトではもう説明不要(だといいですが)な位
ネタにしておりますが、国内の認知が薄くユーザーも少ないのが現状です。
MandrivaLinuxの長所は明確で、デスクトップでの利用を
最大限に考慮したディストリである事が挙げられます。
各種設定及びToolのGUI化、斬新なGUIテーマを中心として、
各種アプリの最新版のテストラグが短く早期採用が可能で
最新ハード、ソフト技術を利用可能です。
またフルサイズLinuxを提供しておりKDE、GNOMEを含む、
多数のアプリケーションのサポートを行っております。
今回のMandrivaLinux2009RC1はKDE4.1系に重点を置いており、
KDEの切り替えと共にGUIの一新を行っております。
KDE自体がMacそっくりになっており、遥かに見栄えが良くなっておりますw
KDEはUNIX系デスクトップ統合環境であり最近Windowsにも移植されております。
KDEって何?って方は下記のリンク先を見て下さい。
KDE Wikipedia
下の画像を見てみれば分かるかと思いますが、
KDE4系といえば開発スケジュールの関係上、
今回は標準版としてはOpenSuse11.0に先を越された感はありますが、
OpenSuseのKDEの不安定さを見る限りにおいては
Mandriva2008.1で見送って正解だったのかもしれません。
KapperはOpenSuseのマニアックなGUIが今一馴染めませんので
MandrivaLinux2009には個人的に期待しております。
というか実際開発版を使っておりますがw
GUIの斬新さだけで言えばMacやVistaを既に超え、
Linux内でも新進的なスタンダードである事は間違いないと思います。
バグフィックスが完了した正式公開版を心待ちにしております。
●MandrivaLinux 2009.0 Alpha2とKDE4.1
本日はMandrivaLinux2009.0Alpha2を
試してみましたのでレポートします。
MandrivaLinuxは2008.1の頃はまだKDE3.5.9をベースとして
標準では不安定なKDE4系を搭載しておりませんでした。
OpenSuseがKDE4を採用した事もあり、Mandrivaも
次のバージョンにはKDE4系が標準となることが決定しております。
他の変化点はGnomeとKernelが最新Verである事と、
コンパイルする際のGCCとlibraryを更新している事ですが
KDE4.1の見た以外には外見上殆ど変更されておりません。
詳細は下記のリンク先に書いてあります(英語)。
http://wiki.mandriva.com/en/2009.0_Alpha_2
MandrivaLinuxのKDE4.1は下の画像を見て頂けましたらと思いますが、
外観、挙動が少し異なる以外は機能的には殆ど変わりません。
Alpha版は挙動が不安定な為、インストールして使う事をお勧めしませんが、
試してみたい人はライブCDにてテストすると良いと思います。
まだリリース版からそれ程時間も経っておりませんので、
今後に期待です。
●MDK2008.1Alpha(Cooker)について
2年ぶりにMandrivaを復活させました。
今回も時期的に何故かAlpha1のCookerバージョンです。
Alpha1は対応言語がヨーロッパ言語のみで日本語は初期設定で使用できません。
めげずに日本語化する為に色々てを加えます。
とは言っても以前やった細かい設定など何一つ覚えておりません。
仕方が無いのでMDKのパッケージツールより日本語関連と疑わしきもの
FreeWnn、kinput2、ttfフォント、KDE-i18n-ja等を入れます。
その後、国設定と言語設定を日本語に切り替えます。
KDE関連はコントロールセンターで切り替えれるので結構楽です。
でいきなりCookerアップデートを導入。危険です。
サーバは自動的に登録してあるようで、URPMIにてアップデートできます。
KDE関連は斬新な3Dディスクトップを標準で搭載しており
マシンスペックが問題なければ簡単に使用できます。
またVISTAに比べると非常に軽く数年前のセレロンでも十分使用可能です。
ぱっとみてかなり進歩しています。
ただディストリとしてはあまり進歩していない印象を受けます。
以前のCookerバージョンと異なり起動後即死亡はなさそうですが、
パッケージの管理体制は恐らく以前と同様です。
アジア言語軽視の姿勢も変わっておりません。
軽量化を無視した力こそ正義のディスクトップも健在です。
有名なディストリの中では最も重装備なのではないでしょうか。
ただDrakeツールも以前の数倍とかなりの量になっており、
様々な設定がGUIで対応できる体制は進化しております。
決してMandrivaのポテンシャルはUbuntuやSUSEと比べても引けは取りません。
こうしたMandrivaの欠点に手を加えたPCLinuxOSが人気なのも無理はありません。
追記 08年1月12日にMandrivaLinux2008Alpha2が公開されました。
1月11日に公開されたばかりのKDE4.0が搭載されております。
1日遅れでリリース版を出すとは凄いですね。
Alpha版とは言え安定性を完全に無視している設計に、
人柱精神旺盛なKapperは惚れ惚れです。(w
そのうち是非試してみます。
http://wiki.mandriva.com/en/2008.1_Alpha_2
スクリーンショット
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●MDK2005Cookerについて
1年ぶりに復活させました。
でいきなりCookerを導入。危険です。
やり方は前回と同じでEasyUrpmiのページよりサーバを登録、
hdlistをアップデートした後、RPMのインストールをしました。
ぱっとみてかなり進歩しています。
KDEやGnomeもそうですが、一番は日本語です。
Help以外は殆ど日本語化されています。
入力もCanna、FreeWnn等様々な環境が使用できますので
以前の様な苦労は一切いりません。
しかしKernel2.6を導入したとたん
X、USB、Urpmiが使えなくなってしまいました。
そこでKernelを元のバージョンに戻し、
USBViewerで確認しました所、ちゃんと動くようになりました。
Kernelは危険なので出来る限り安定版を使った方が良いです。
Xが起動しなかったのはどうやらファイルが足りなかった様です。
Urpmiでアップデートを掛けた際にファイルが不足したようです。
色々入れているうちに動作しました。
今となっては何が原因なのか分からないです。
また/etc/fstabも仕様が変わってしまいマウントが出来なくなってしまいました。
でもDiskDrake等で/etc/fstabに書き込んで動きました。
●KapperのMDK10.0βについて
03/12/17にMandrakeLinux10.0βが公開されました。
仕様はKernel2.6.0とKDE3.1.94が中心で多数がβ版と言う危険な構成になっています。
とは言え2年ぶりのメジャーアップデートで、リリース時にはKDE3.2が使える事になります。
現状ではまだ不安定で日本語設定も自分で行わなければならないのが問題です。
設定について
標準の壁紙が怪しいので置き換えてしまいましょう。
その後、パッケージの管理をする訳ですが、
何故かrpmdrakeが標準で入っていないので、先にインストールしてみる。
EasyUrpmiの鯖が切れているらしいので本家のHPから直接アクセスしFTPを登録する。
これでGUI経由で管理が出来る事になり、かなり楽になった。
次にCookerMLよりKernel、KDE、gcc等主要アプリがやばいと言う事が分かったので、
これらを主要アプリを先にアップデートし、起動しなおす。
その後、パッケージの再構成と日本語化を行いました。
日本語環境の構築の為に、FreeWnn、kinput2、ttfフォント、KDE-i18n-ja等を入れて
jserverを登録して、適当にいじって設定しなおす。
これで日本語入力、表示がある程度できる様になりました。
その後に使うアプリを纏めてインストールする。
後はurpmi.update -aとurpmi --auto-selectを使ってアップデートの管理する。
●KapperのMDK9.2
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●KapperのMandriva Linux上で動いたWindowsゲーム
動作確認ついでにKapperのMandrivaLinux上のwineで
Windowsゲームを試してみました。
設定方法は下記のファイルの通りです。
今回試したWineは0.9.58です。
wine1
Wineは初期設定しないとまともに動きません。
とりあえずwindows98設定の他適当に設定します。
wine2
wine3
wine4
次はソフトの動作確認です。
Windows版の餓狼伝説3、egg版Xanadu、Anex86版Wiz、イースエターナル、
銀河英雄伝説ⅣEX、EU2が動作しました。
上記は殆どDirectX対応ゲームですが、とりあえずは動いております。
Direct3D系のゲームは3D表示の部分が動きません。
とは言えソフトによっては実用的なレベルになっている様です。
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●Cookerを使うにあたって
Cookerはあくまでテスト目的なので、バグ等の不都合が定期的によく発生します。
とはいえMandrivaではリリース直後のあらゆる最新の環境を試せるので人柱な人に好まれています。
アップデートをかけて再起動した瞬間に原因不明の不都合が多発しますので
余程の物好きでなければ利用しない方が得策です。
勿論トラブル解決によって経験値が増しますので決して損ではありません。(ォィ
ちなみにurpmi --auto-selectなんて使った場合、
原因の特定はほぼ不可能なので皆の為になりません。あしからず。
○/homeのパーティションを別ドライブに区切っておく
万が一使用不可になった場合の為、データ保護として/homeを/から分けましょう。
再インストールする際にフォーマットせずに利用できるので安全です。
勿論バックアップはきちんと取りましょう。
出来れば/rootも区切っておくと良いかもしれません。
○取り合えず数日放置して様子をみる
手に負えない場合、サーバ利用のLinuxであるまじき行為ですが、
バグが原因なら誰かから報告があり、数日以内に修正されることが多いです。
原因が特定できた場合には此方から報告できると良いと思います。
○各パッケージのみを利用
依存性の無いパッケージならリスクも少なく利用できます。
ソースからコンパイルするよりゴミや手間は少なく便利です。
ただ、付随するライブラリ等には注意しましょう。
後は無駄なアップデートを控えましょう。
たとえCookerと言えども取り合えず動いている環境は重要です。
気分の良い時に気に入った物を使いましょう(w
Crontabなんかを使う場合にはアプリ名限定にしておきましょう。
必ずしも最新を使う必要な無いと思うのですが、
重要なアップデートがされれば直ぐにでも使ってみたいものです。
原因が特定出来なければMLをチェックし特定出来れば報告しましょう。
○CookerWikiで確認する
Cookerの最新情報はCooker Wikiに記録されます。
不都合の情報はCookerMLやBugilla、Testzillaを見ると良いと思います。
何らかの問題と解決策があるはずです。
勿論原因が特定できた場合には此方から報告できると良いと思います。
http://qa.mandriva.com/wiki
以下後日