Linux Zaurus上でBochs、Win95を動かす方法について



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Linux Zaurus上でBochsについてのページです。
Zaurus上でDOS、Win95を動かす事を目的としています。
x86環境を是非Zaurus上で再現してみましょう。

●動作環境について
Zaurusで各種x86OSを動作させるにはX/Qt環境が必要です。
またBochs本体、imgイメージファイルが必要です。
Bochsを動作させるにはlibgcc_3.2.2-1_arm.ipk、libstdc++-gcc3.2.2_3.2.2-1_arm.ipkが必要です。
Bochsの基本的な事は下記のリンクを参照ください。
Bochsについて

X/Qtの環境構築には LinuxZaurusの常識・非常識 さんのサイトの ゼロからのX/Qt を参考にさせて頂きました。
libgcc_3.2.2-1_arm.ipk、libstdc++-gcc3.2.2_3.2.2-1_arm.ipkにつきましては、
阿川さんのサイトから頂きました。

削除されたそうなので、当方のサイトに置いておきます。
libgcc_3.2.2-1_arm.ipk
libstdc++-gcc3.2.2_3.2.2-1_arm.ipk

Bochs本体については ZAUUP さんのアップローダーの80番にあります。
削除されたそうなので、当方のサイトに置いておきます。
bochs.lzh
解凍して適当なフォルダに置いて下さい。

●イメージファイルの作成について
イメージファイルの作成にはWindowsやLinux等の母艦を利用します。
FreeなOSの場合はBochsのサイト等で公開されています。
Windowsの場合はWin98、ME等の起動ディスク、空のHDD、Win95のCDROMの各イメージファイルを作成します。
Bochsでイメージファイルを割り当てて起動してCD-ROMからsetupなりで普通にインストールします。
細かい内容は割愛します。
Mc.N Homepage SDKさん のサイト等を参考にして見て下さい。
FreeのOSについてはBochsのサイトFreeOSZoo等にあります。
是非一度お試しを。


●Bochs動作について
Bochs動作にはバイナリを好きな場所に展開します。
イメージファイル、.bochrcのある場所からBochsを起動します。
起動したら3番を選び、設定ファイルを書き換えて4番で保存します。
BIOS、ROM-BIOSの位置、メモリ、イメージファイルの指定等を行います。
設定が間違っていなければ起動するはずです。
Bochsの設定ファイルbochsrcについては下記のリンクにて確認下さい。

●Bochsrcについて
Bochsrcの解説は長くなってしまいましたので別のページで行います。
今の所はBochsのページの訳のみです。
Bochsrcについて
どうしても分からない方は私のファイルを置いておきますので参考にしてみて下さい。
bochsrc

●C3000での動作について
勿論C3000でも同様に動作します。
体感速度は少し上がっていますが、現状ではまだ遅いです。
オーバークロックで200218の設定にすれば200210比2倍弱の速度が出ますが、
現状では不安定で落ちてしまい動作しません。
USBマウスを繋いでみましたがそのままではX/qt上では動作しませんでした。
Inputhelperを使ってみましたが、タッチパネルのエミュレーションなので
これもBochs上では追随しませんでした。
もう少し調べてみることにします。

●pdaXrom上での動作について
pdaXromはXqtに比べて高速動作が可能です。
原理はXqt上と同じで動作している様です。
そのうち試してみようと思います。
●xqt-bochs_2.1.1-1_arm.ipkと解説。
下記サイトにxqt-bochs_2.1.1-1_arm.ipkを用いてbochsを動作させています。
Bochrcもありますので一度参考に
http://www.users.on.net/~hluc/myZaurus/custom.html


●Bochs 2.2.1 fix +libSDL 1.2.7 with zport's fix のバイナリについて
OESFの掲示板にbochs 2.2.1 fix +libSDL 1.2.7 with zport's fixのバイナリが公開されています。
解像度とlibSDLの問題の対策だそうです。
現在整理中なので後日まとめます。
oesfの掲示板

●Bochs 2.2.6について
OESFの掲示板にpdaXrom版のbochs 2.2.6が公開されています。
Bochsのバージョンアップです。
現在整理中なので後日まとめます。
oesfの掲示板

●スクロール、画面切り替えについて
Bochsでは完全なエミュレーションを目標にしているので
スクロール、画面切り替えを一つ一つエミュレートしています。
その為、シューティングゲーム等切り替えが非常に多いソフトでは
仮にDOSアプリの様に軽量であっても処理が複雑になり処理落ちしてしまいます。
残念ながらそれらのソフトを利用する場合は他のエミュレーターを用いた方が良さそうです。

●スクリーンショット
win951.bmp
win952.bmp
win953.bmp
win954.bmp
dos1.bmp
dos2.bmp

●DOS、DOSアプリについて
BochsでAT系のDOS、Win3.1を使われる方には情報源が不十分かもしれません。
過去からDOS、Win3.1を使い続けている方以外はDOS、Win3.1情報、アプリの入手が困難だと思います。
世界中のDOS、Win3.1情報、アプリを以下のページに纏めてみましたので、
是非一度ご参考に。
現在蘇るDOS、Win3.1

●PSP上でのBochsについて
PSP上でもBochsは動作しています。
各所で報告されていますが、私も纏めてみました。
是非一度ご参考に。
PSP上でBochs、Win95を動かす方法について

●まとめ
現状では動作速度が遅くマウスがタッチタイプに追随しない為不便です。
当方ではC700+スワップの環境で動作していますのでかなり遅いです。(C3000を購入しました。)
他の環境で動作確認された方は是非一報宜しくお願い致します。
またDOSは普通に動作しますので200LXユーザー等の方には重宝するとおもいます。
DOSBoxも出ていますが、どちらも重たいのが難点です。(個人的にはBochsが軽くて便利)
当方はFreeDOS、200LX環境、FreeOSの動作確認、持ち運びに利用しています。
まだ自分なりの使い方を考える必要があるようです。

bochs、qemuがWindowsCEに移植されて動作している様です。
私はVGAのPPCを持っていませんので試していませんが興味はあります。
ちなみにPocketDOSは物凄く軽量なのでDOSを使うなら非常にお勧めです。
Zaurus用ではqemu6.1が公開されている様です。
システムエミュレーションは動作しない様子です。
やり方によってはzaurusでも同様に動くと思うのですが、今の所未確認です。
情報収集してみようかなと思います。

現在鋭意作成中!!!

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